スタッフ日記 | セアカゴケグモの名前の由来

平成24年9月5日(水)

今月3日、福岡市の介護老人福祉施設で86歳の女性の入所者の方が毒グモ「セアカゴケグモ」にかまれて一時は呼吸障害などに陥ったが、市備蓄の期限切れの血清で助かったそうです。周辺の公園を調べたところ何と約50匹も見つかったそうです。恐ろしや...。

セアカゴケグモという名前から、「ケグモ」という種類があるのかと思っていましたが、「ケグモ属」に属するのだそうです。
「ゴケグモ」は熱帯地方を中心に世界中に分布しており、日本には海外から輸入されるコンテナなどに付着して入ってきたのではないかと言われています。
「ゴケグモ」の由来は、オスの体がメスに比べてかなり小さく、交尾後にオスがメスに共食いされるため「後家グモ」と名づけられたそうです。
人体にダメージを与える神経毒を持っているのもメスの方((((;゚Д゚))))ブルブル。

このセアカゴケグモ、体の大きいメスでも体長1㎝前後、オスは3~4ミリと極めて小さいので、かえって油断してしまいがち。攻撃性は弱いものの、無造作にティッシュなどで挟んで捨てようとしたりすると噛まれて危ないらしい。日本でもぜひ血清を常備しておいてほしいです。