スタッフ日記 | 日本の火山、活動してます

平成23年8月24日(水)

今朝、新聞に「九州の新燃岳の噴火はどうなっているの?というコラム載っていました。確かに、今年1月に噴火して以来、地震のニュースの中で埋没していましたが、今も断続的に小規模な噴火活動を続け居ているため火口周辺3キロは立ち入り禁止となっているそうです。

今回の大地震を体験して、改めて日本列島は火山帯の上にあるのだなあと実感します。

気象庁では、平成15年に日本の火山を、過去の火山活動の度合いから、最近100年間と過去1万年間の2つの期間で調べ、最も活動的な火山をAランク、次に活発な火山をBランク、残りの火山はCランクと、3つのランクに分類しました。

その結果Aランクの火山は現在のところ13火山。
Aランクの火山:十勝岳,樽前山,有珠山,北海道駒ケ岳,浅間山,伊豆大島,三宅島,伊豆鳥島,阿蘇山,雲仙岳,桜島,薩摩硫黄島,諏訪之瀬島。

地域的にみると北海道地方が4、伊豆小笠原地方が3、九州が3と多くなっています。

火山の時間の流れからいうと100年はとても短い期間なのかもしれませんが、私たちにとってはいつ噴火するかは切実な問題です。ちなみに富士山はランクBで、もし富士山が大噴火したら、間違いなく日本列島は大きな影響を受けるといわれています。
例えば5月のアイスランドのグリムスボトン火山の噴火によってヨーロッパの航空網が完全にマヒしてしまいました。

火山噴火は自然災害で防ぎようがありませんが、予知精度を上げてもらい、できるだけ早く事前に知ることぐらいしかありません。