スタッフ日記 | アナログテレビの不法投棄続出

平成23年6月22日(水)

7月24日の正午、いよいよアナログ放送が終了します。その後は緊急放送以外、「砂嵐」画面になってしまうそうです。そんな中、地デジ対応テレビへの駆け込み購入が連日続いている一方、古いアナログテレビの不法投棄が増えていると言います。

テレビはリサイクル法の適用を受けるため、処分には持ち込みでも3000円程度かかります。引き取り料は更に上乗せされることから、不法投棄をする人が出てきたのでしょう。

人気の少ないブラウン管テレビの墓場と化した場所には、トラックがたびたび訪れているというから、もしかしたら廃棄引き取り業者の可能性もあるのではないかと思われるそうです。ブラウン管の不法投棄によって鉛がとけだし土壌汚染の可能性も出てきます。エコロジーのために有料でリサイクルするべきものを不法に投棄するとは余りに身勝手。厳罰に処してもいいのではないかと思います。

地デジ化にあたり数々の問題点がありますが、今回のように古いテレビの処分の仕方がわかりにくいのは大きな問題点であろうと思います。
地デジ対応のテレビを納品してもらう時に古いテレビを引き取ってもらうならばよいのですが、地デジ対応テレビは比較的軽いので持ち帰る人も多いようです。その場合は、自分で古いテレビを電気店などに持ち込む必要がありますが、ブラウン管のテレビは非常に重いので、持ち運ぶのに苦労します。

アナログ放送を打ち切るという強行手段を実行するならば、古いテレビも政府が対応してもっと安い費用で処分できるようにすべきだったのではないかと思います。 (フロッグ東本)