スタッフ日記 | 宮崎県の口蹄疫は

平成22年6月1日(火) 

 宮崎県の口蹄疫問題で、県は5月31日、一部に口蹄疫とみられる症状が出た種牛49頭の殺処分を行いました。宮崎牛ブランドを支えるために、県が特例措置として経過観察を求めていた49頭も、口蹄疫のために殺処分されるとは、何ともいたましいことです。これで宮崎牛ブランドの種牛は離れたところに避難させた5頭だけになってしまうといいます。

今回の口蹄疫について、政府の初動体制の遅れが被害を拡大させたと言わざるをえないでしょう。4月20日に感染が確認されていたにもかかわらず、赤松農林水産大臣が宮崎県を訪れたのはゴールデンウィークあけの5月10日だったと言います。

口蹄疫は人にうつらないの?と心配になりますが、口蹄疫にかかるのは、蹄(ひづめ)が4つか2つに分かれている牛や豚や羊だそうです。ただし、人やダニ、ハエなどがウィルスの「運び屋」となって感染が拡大するのが懸念されているようです。ダニの体内のウィルスは実験上で15週間~20週間生き残っていたという実験結果もるそうですし、人の衣服についたウィルスは9週間程度生き延びるというのです。ですから現場で駆除にあたっている人たちが使用するタオルは使い捨てだそうです。そこで全国から防疫用タオルを募っていると知りました。今日にでも送ってみようと思っています。何とか感染が収束に向かうといいのですが。      (フロッグ東本)