スタッフ日記 | 方向音痴に共通する何かとは...

平成24年5月17日(木)

2002年に、「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が話題になりましたよね。これは生まれつき男と女は脳が大きく違っていて、その特性に基づいて行動をする傾向があるという内容で、当時フムフムと思ったものでした。

ところで方向音痴には共通点があるのじゃないかという記事が出ていました。それによると「立体把握が苦手」とか、「地図を読めない」といった、そういう脳の構造とは別の、何らかの「性格的な共通点」があるのではないかというのです。

例えば意外と頑固だったり思い込みが激しかったり、また自分で道を覚えようとしない、一方、意外と疑り深かったりという性格的なことも理由の一つではないかというのですが、これにはちょっと反対です。

確かに性格的なものも理由のうちの何割かはあるかもしれないですが、道の覚え方や地図の読める読めないには、特別な何かがあると思うのです。男性の方が方向音痴が少ないことを考えると、やはり図形的な認識力の高さが影響しているのではないかと推測できます。

身近なところでは方向音痴といえば妹です。妹は激しい方向音痴のため思ってもみない方向に歩いて行ったりしますが、歩くのは苦にならないらしく、あまりめげている様子はありません。また機械音痴でもあるため、携帯(当然スマホはダメ)で地図を検索するなどという使い方はできません。

一方、夫は一度、地図を見たらだいたい頭に入ってしまい、また一度通った道はほとんど覚えてしまいます。まさに動物的なカンで、まるで電柱に匂いでもつけているか、パンクズでもまいているのではないかと思うようです。それなのに不思議な事に人の顔を覚えることができず、芸能人の顔と名前が一致しません。

方向音痴に共通する何かがはっきりとはわかりませんが、やはり空間図形的な把握能力なのではないかなと思います。