スタッフ日記 | 観光地の今後はどうなる?

平成23年4月21日(木)

あと2週間でゴールデンウィーク。ところが今年のゴールデンウィークは大震災の後で、例年通りではないようです。

JTBが4月18日に発表したゴールデンウィーク期間中の旅行動向予測によれば、4月24日~5月4日に出発する国内旅行者数は、前年比27.6%減に落ち込む見通しだそうです。

特に被災地に近い関東以北の観光地は相次ぐ余震と原発問題とで大打撃を受けているとのことです。例えば世界遺産の東照宮を擁する日光では、大震災以来の旅行者減は実に95%!つまり、通常の5%しか観光客が来ていないのだそうです。やむなく廃業に追い込まれたホテルや旅館、飲食店などもあるといいます。そこで日光市では、4月5日付けで「日光市観光安全宣言」を発表し、独自に放射線量を計測したり、余震があったときの対策も整え、観光客の受け入れに力を入れています。

一方、海外旅行者人数は昨年に比べて16.6%減。方面別に減少の特徴が表れており、オセアニア(27.8%減)やアジア(18.8%減)方面などの比較的短時間で行ける旅行地の減少が大きかった一方で、北米(9.5%減)や欧州(3.2%減)などの遠いエリアへの旅行者は1ケタ台の減少にとどまりました。

旅行会社によると、地震直後のキャンセルラッシュは一段落ついたということですが、さて旅行者動向はどういう結果になるでしょうか。