スタッフ日記 | 自動車業界の救いの対策となるか

2009年4月13日(月)

今日、トヨタ自動車の2010年3月期の連結営業利益が2年連続の赤字になる見通しになったと発表されました。
世界的な金融危機と不景気が背景にあることはもちろんですが、この販売不振が景気だけに左右されているのではなく、若者の車離れなどに見られるトレンド的ものになってしまっていることに根の深さを感じます。ただでさえ車を維持するには費用がかかるところへ、ガソリンの高騰や雇用不安が追い打ちをかけ、ついには若い世代の中に、車がなくても十分生活を楽しめるんじゃないかという考え方が定着しつつあるのではないでしょうか。
政府はETC装備車への高速道路料金の大幅割引きをスタートさせました。また追加景気対策に、13年以上経過した自動車を廃車にして、新車に買い替える際には1台あたり最大25万円の奨励金を出し、古い車の買い替えでない場合でも低燃費車の購入には最大10万円の補助を出すなどの対策を講じています。
 これらの景気対策が功を奏するのか、自動車業界の今後の動向が注目されます。