スタッフ日記 | コーヒーをめぐる戦い

【マクドナルドVSドトールVSスタバ?】
ここ1~2年、国際相場の急騰を受けて、値上がりし続けているコーヒー。このため、いわゆる昔ながらの「喫茶店」業態のお店は減ってきています。

一方で値上げによるコーヒー離れを食い止めるために、ファーストフード業界とコーヒー専門店では文字通りホットな戦いを繰り広げています。

ファーストフードはコーヒーにこだわり、かつての「薄い」「まずい」といったイメージを払しょくしようとしています。日本マクドナルドではコーヒーを見直し「より深いコク」を目指したといいます。メニューも従来のコーヒーだけでなく「カフェラテ」「カプチーノ」「キャラメルテ」などコーヒー専門店顔負けの品ぞろえ。ハンバーガーのわき役でしかなかったコーヒーが「マックカフェ」としてコーヒーだけを楽しむ客をも呼び入れ、コーヒー専門店もおびやかす存在になりつつあります。

迎え撃つコーヒー専門店の草分けドトールでは、3月以降に出店する店舗面積を広げ、禁煙店もふやそうという作戦。「狭い」「空気が悪い」というイメージをよりクリーンなものにしていこうとしています。

またコーヒー専門店の中でも、高いグレードのコーヒーを提供するスターバックスコーヒーは、都会のオープンカフェというイメージで店舗展開してきましたが、今年度は郊外店を増やす方針だそうです。

これからターゲットになる消費者層は高齢者だそうで、朝のひととき、新聞や雑誌片手にコーヒーを楽しむ人が増えているとか。

いずれにせよ業態による垣根が取り払われて、どこでも美味しいコーヒーが飲めるなら、コーヒー好きとしては大歓迎。私のお気に入りはコーヒー豆専門店。豆をひいてもらっている間を楽しんで、ひきたての豆で入れたコーヒーを飲むのがささやかなストレス解消法です。