スタッフ日記 | コーヒー豆が高騰しています

平成22年1月18日(火)

コーヒー豆が急騰しているそうです。昨年6月ぐらいからじわじわ上がり始め、ニューヨークのアラビカ種の価格は1ポンド140セント前後だったものが、今は240セントにまで値上がりし、コスト上昇率は80%以上だと言います。

社団法人全日本コーヒー協会では、米国の量的緩和による「カネ余り」で、投機資金が流れ込んだことと「ブラジルやインド、ロシアなど新興国の需要が急増したこと」が、今回の相場急騰の要因とみています。これまでコーヒーの消費の多くなかった国でも飲まれるようになってきたわけです。

キーコーヒーやAGFなどのメーカーは2月中旬ぐらいから値上げもしくは減量の予定。
一方、大手外食産業は独自の仕入れルートを持っているため、すぐには値上げせず当面の間値上げは「じっと我慢」して耐えるようです。

日本マクドナルドホールディングスは、「数カ月からそれ以上の中期的な契約があり、安定した仕入れができている」ということで値上げの予定はないといいます。またスターバックスコーヒージャパンも、「米法人が農家と数年単位で長期契約を結んでおり相場価格にはすぐに左右されない」とみています。何とか企業努力で持ちこたえようとする外食産業ではありますが、値上げが長引けば価格改定は避けられないかもしれません。

しかし今回の値上げで最も打撃を受けるのは街の喫茶店でしょう。コーヒー豆の高騰によって、小さな喫茶店がつぶれなければいいのですが。コーヒー好きの私としては心配です。(フロッグ東本)