会社設立お役立ち情報 | 有楽町西武、25日に閉店

平成22年12月22日(水)

この25日、有楽町西武が閉店します。オープンから26年、有楽町の一等地にあったシンボル的存在でしたが、惜しまれながら幕を閉じることになりました。西武百貨店は2009年9月にも札幌店が閉店しました。ここ数年、百貨店の閉店ラッシュは止まりません。

有楽町西武閉店の理由として、経営陣は「黒字化の可能性を見いだせないという判断」だとしています。「西武百貨店」はバブル崩壊後の経営不振からセブン&アイ・ホールディングスの完全子会社となり、独自性が失われたとも言われてきました。
その他の不振の理由として、そもそも「銀座」という冠を店名にかぶせられなかったことが挙げられています。銀座というとやはり老舗の三越、松屋、松坂屋、若い人はプランタンにという流れを変えられなかったのでしょうか。私自身はかつて有楽町西武が最盛期の頃、銀座に行ったついでにかならず寄ったものでしたが、確かに店舗面積があまり広くなく、ここでなくては買えない独自性が薄かったような気がします。

有楽町西武に限らずデパートの閉店が相次ぐ中、日本百貨店協会が12月20日発表した11月の全国百貨店売上高は2カ月ぶりにマイナスとなり、前年同月比0.5%減でした。10月に2年8カ月ぶりに前年を上回りましたが、右肩上がりとはいえなかったようです。主力の衣料品や食料品が振るわず、前年を下回ったのが要因ということです。

デパ地下などは活況を呈していると思っていましたが、それでも食料品の売り上げの伸びはマイナスなんですね。クリスマスなのに、有楽町が寂しくなりますね。  (フロッグ東本)