会社設立お役立ち情報 | 発光ダイオード(LED)式信号機

最近、街の信号機がどんどん新しいタイプに変わってきているのはご存じだと思います。新しいタイプというのが発光ダイオード(LED)を使った信号機です。
従来の信号機は電球を使ったものでした。電球を使った信号機は通常、赤と青は1年に1回交換し黄色は3年に1回交換しているそうです。そういえば時々、東京電力の作業車が交換作業をしているのを見かけることがあります。電球交換の工事費もさることながら、消費電力も非常に多かったようです。また太陽の光が当たると見えにくくなるという不便さも解消されるため、国土交通省ではLED式の信号機への交換を進めているわけです。
この発行ダイオード、当初困難とされてきた青色を1993年に開発したのは日本なのだそうです。LED式の信号は10年に1回の交換で済み、しかも1つの信号機に200個近くのLEDの電球が使われていますので、幾つかが切れてしまっても、すぐに支障をきたすことはないのです。
またLED式信号機は、初期の設置コストは電球に比べて高いものの、電力の消費も非常に少なく仮に全国の信号をLED式に換えると年間21万キロリットルの原油節約になるそうです。CO2排出係数で計算すると排出量を年間28万4000トン削減出来るといわれています。消エネで環境にやさしいわけですね。ただし逆に発熱しないので霜や氷、雪などが付きやすいというデメリットがあることから、北海道では不便な面もあるようです。