会社設立お役立ち情報 | 景気判断、下方修正される

平成22年10月19日(火)

内閣府の10月の月例経済報告で、景気の基調判断を下方修正する意見がまとまりました。9月の報告では「景気は、引き続き持ち直してきており、自律的回復に向けた動きも見られる」としていました。この時点で何だか苦しい言い訳のようでしたが、やはり下半期のスタートは暗いニュースになってしまいました。

この景気基調を下方修正すれば、2009年2月以来1年8カ月ぶりだそうです。そうすると2008年のリーマン・ショック以来、景気が回復の局面に入ってから初めてのこと。

エコカー購入補助金の終了と予想外の高水準の円高、そして最近になって中国との軋轢による観光客の減少と、悪い材料ばかりで、政策による消費刺激効果も弱まってきています。

政府は「緊急総合経済対策」を閣議決定し、国費投入額は5.1兆円もの国費投入を図りたいとしていますが、財源はどうするのでしょうか?こんな時に法人税率引き下げの法案が、ねじれ国会で通るのか疑問です。

雇用状況が回復しないことから、就職活動をしている高校生や大学生のストレスは過去に例を見ないと言います。やっぱり税金の無駄遣いをガンガン減らしていくしか道はないのではないでしょうか?