会社設立お役立ち情報 | 常用漢字に追加になった漢字

平成22年10月5日(火)

「憂鬱」、「挨拶」、「腫瘍」、「羨望」書けますか?

これらは常用漢字の改定で新たに追加される196字の中に含まれる漢字ですが、大人でも書くのはなかなか難しいものです。

ところが常用漢字になったからには、これらの196字について、小学校では教えませんが、中学校で「読める」、高校で「主な漢字を書ける」ように教育指導する方針だそうです。そして中高でそれぞれ1年生からこれらの漢字を学んだ生徒が受験する平成27年度から、受験への出題を解禁するとか。これは受験生は大変です。

今回の改定について、文部科学省の文化審議会によると、パソコン機器などの普及で「変換する」道具が加わったことから「すべてを手書きできる必要はない」と判断されたそうですが、2012年度から中学・高校でも教えることになったからなかなか大変です。
196字については、小学校では教えず、中学校で「読める」、高校で「主な漢字を書ける」ように教育指導する方針だそうです。

何だか不思議な常用漢字の世界。今回の改正でやっと都道府県の漢字がすべて常用漢字になったというのも意外です。「熊本」の「熊」や埼玉の「埼」、岡山の「岡」が、これまで常用漢字外だったのはびっくりです。

しかも今回の改定では、「淫」「賂」「毀」など、子供に教えるのに比喩や例えが難しい漢字も常用漢字に仲間入り。こんな漢字を登録しなくても、もっと他に必要な漢字が残っているのじゃないですかねえ。  (フロッグ東本)