会社設立お役立ち情報 | 猛暑の割には売れ行きは...。

平成22年8月27日(金)

今年の猛暑日は8月末になっても更新中です。さて日本チェーンストア協会が23日発表した全国スーパーの7月の売上高は、昨年比で1・2%減(既存店ベース)で、20カ月連続で前年実績を下回りました。ただし減少したといっても他の月に比べると改善がみられ、猛暑によって消費ダウンに少し歯止めがかかった形です。清涼飲料やアイス、下着などの販売が伸びたことが要因と分析しています。

一方で日本フランチャイズチェーン協会が発表した7月の全国コンビニエンスストア売上高(既存店ベース)は、前年同月比0.5%増と好調でした。こちらもやはり清涼飲料が好調だったのと、「冷やし系」の麺類の売れ行きが好調だったそうです。

この夏の小売業での大ヒット商品は、サントリーのビール風味飲料「オールフリー」。爆発的に売れて、一時生産が追いつかないほどの売れ行きとか。飲酒運転はだめだけど、こんな暑いのに飲まずにいられるか!という思いが凝縮されていますね。

「1度上がると、1500億円の個人消費アップ」といわれて期待されましたが、猛暑の割には消費者の財布のひもは固かったということが証明されました。スーパーでは猛暑のため高値となった野菜の売れ行きが思わしくなく、またスーパーでもコンビニでも客単価は下がる一方だそうです。

さて秋以降、消費は上向いていくのかどうか?どちらかというと厳しい見方が多いようで、独自の機転で「売る」力量が問われそうです。

などという記事も見られたが、この本当に猛暑が未だ続く8月末、流通業界が発表したデータでは、それほどの「猛暑特需」はなかったことがわかりました