会社設立お役立ち情報 | 自動車業界、木、金を休日へ

平成23年5月20日(金)

この夏の電力不足による停電を回避するため、日本自動車工業会は19日、木曜日と金曜日に自動車工場の操業を止め、代わりに電力需要の少ない土曜日、日曜日に操業する休日シフトを正式決定しました。期間は7~9月の3カ月間。この節電対策によって、政府が要請する電力量15%節電を目指すということですが、この節電対策は当然、各方面に大きな波紋を投げかげています。

当の自動車業界の社員にもとまどいがあるでしょうが、特に問題があるとされているのは部品を提供するメーカーです。というのも部品メーカーは自動車業界だけに部品を提供しているわけではないので、木、金を完全に休業にするわけにはいかないからです。

その他の企業でも官公庁や海外拠点との対応は通常通りの曜日にしなければならないため、営業などの間接部門は通常通りの勤務にする案もあり、今後検討中です。

いずれにせよ、どの企業においても、この夏の電力不足は「例年通り」のままでは乗り切れないということでしょう。業界あるいは企業内の独自の努力やアイデアが必要となってくるでしょう。
(フロッグ東本)