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会社設立お役立ち情報 | 夏の電力不足への提言【化学工学会発表】
平成23年4月16日(金)原発事故の影響で、エアコンを使用する夏には深刻な電力不足が予想されています。東京電力管内で、節電しても5500万キロワットの電力需要が想定できるそうですが、現状では4500万キロワットほどしか供給が見込めないとのこと。このままでは大規模な計画停電は避けられないとして節電が呼び掛けられています。
その中で「化学工学会」が発表した節電への提言が話題を呼んでいます。「化学工学会」とは、研究者や技術者ら8000人ほどでつくる学術団体で、その中のエネルギー部会の大学教授らが大震災による電力不足について電力需要を時間的・空間的にシフトさせることなどで、数百万世帯分に当たる1000万キロワットほどの電力不足分がカバーできるとした提言です。
この提言によると夏であっても総電力量が大幅に不足するわけではなくて、電力需要のピークの時間帯に持ちこたえられない、だとすればそのピークをなるべく平準化して従来のような細切れの計画停電を避けようとする内容で、電力重要の季節的、時間的な詳細データを示し、また対策もわかりやすいとして大きな注目を集めたというわけです。
その中では、ガスの給湯器のリモコンやDVDレコーダーなどの待機消費電力の高いものの電源を切るなどの心掛けはもちろん必要ですが、エアコンや冷蔵庫、照明器具などは電力消費の少ない製品へ思い切って買い替えるなどの積極的な節電も含め提言しています。
また時間的シフトでは、電力に余力のある土日に働くようにしたり、工場などの勤務時間を夜にシフトしたりすることを挙げています。スペインなどのシエスタのよ うに昼休みを電力ピーク時の13~16時に作ったり、在宅勤務を増やしたりすることも役に立つといいます。これで、520万キロワットを削減できるとしています。
昨年の夏の猛暑を考えると、計画停電によりエアコンが止まってしまったら、恐ろしいことになりそうです。ならば、積極的に節電に協力し合って、努力で解決できることはしていこうではありませんか。
化学工学会の「大震災による東日本の電力不足に関する緊急提言」はこちらのアドレスでご覧になれます。
http://www.scej.org/content/view/1160/27/
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