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会社設立お役立ち情報 | 共通番号制度、検討始まる
平成22年3月2日(火)
税金と社会保障制度の個人情報を1つにまとめる「共通番号制度」の検討が始まりました。鳩山政権は共通番号制度を「格差是正」の手段として、導入を推進していく意向です。アメリカ、イギリス、カナダ、スウェーデンなど先進国や近隣では韓国でも「共通番号制度」が取り入れられています。
国民一人ひとりに番号が付与されるわけで、これにより政府としては税や保険料の未納を防ぐだけでなく、社会保障の充実にも役立てたいとしています。
この共通番号を何をベースに割り当てるかはまだ決定していません。具体的には「住民基本台帳ネットワーク」、「基礎年金番号」、「全く新しい番号」の3案があるそうです。
導入に際しては当然メリットとデメリットがあります。
メリットとしては、納税や医療情報が正確にわかるようになります。しかしそれは一方ではデメリットともなります。国が個人の入手金まで情報管理することで、個人情報の流出が懸念されているわけです。
櫻井よしこさんが代表を務める「国民共通番号制に反対する会」では住民基本台帳ネットワークシステムは住民のプライバシーを危うくし、税金の無駄使いであると反対しています。
確かに身分証明書がないのも少し不便です。銀行で高額の入出金をするのに保険証や運転免許証を携帯しなかったために、出直した方もいるのではないでしょうか。一方で、一つの番号ですべての個人情報が一元管理されてしまうのは非常に危険であると思います。
個人情報のうちどういった項目を共通番号に取り入れるかが今後の導入に向けてのカギとなるのではないでしょうか。
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