会社設立お役立ち情報 | どうなる英語教育?

平成23年2月24日(木)

新学習指導要領では平成23年度から小学5、6年生に対する英語授業が必修になります。
文部科学省では新学習指導要領における小学校の英語教育の目標を「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う。」としており、各学年ごとにさらに詳細な目標や身につけてほしい表現の具体例などを挙げています。

専門家のコメントによると、コミュニケーションに重点を置き、細かい文法や発音記号は教えないということです。確かにいきなり文法や発音記号をやるのはハードルが高いのかもしれません。でも
毎回、英単語や挨拶や歌を歌うなどのカリキュラムでは本当の英語力はつかないような気がします。

また教え方にしても基本的には担任の先生ととALTや外国語に堪能な地域人材とのティーム・ティーチングを原則としているそうですが、担任の英語指導力によって大きくばらつきが出るという不安もあります。

首都大学東京の萩原裕子教授らが小学生約500人の脳活動を計測した研究では、難しい英単語を聞くと右脳の活動が高まり、やさしい単語の時には左脳が活発に働くことがわかったそうです。
右脳は音のリズムや強弱の分析にかかわっているとされ、研究結果では、英語を覚えるにつれ、て右脳から左脳に活動の中心が移る可能性が認められるそうです。

こうした研究結果を見ると、英語の入門として、右脳に働きかける指導法は間違っていはいないとは思います。でも左脳も使わないと、中学に行ってからつまづくことになりはしないかと不安でもあります。(マザーズ北本)